子どもが独立し、夫婦二人暮らしになってから、家事のやり方を少しずつ見直すようになりました。
家族が多かった頃と同じように家事を続けていると、時間も体力も必要です。
けれど、今の暮らしに本当に必要なのだろうかと考えてみると、やめても困らないことがいくつもありました。
家事を減らすことに、最初は少し罪悪感もありました。
でも、すべてをきちんとやらなくても、夫婦二人の暮らしは十分に回ります。
今回は、60代主婦の私がやめた家事や、頑張りすぎないようにしたことを10個紹介します。
60代になって家事を見直した理由
子どもが一緒に暮らしていた頃は、洗濯物も食事の量も多く、毎日やることがたくさんありました。
子どもが独立して夫婦二人になっても、私は以前と同じ感覚で家事を続けていました。
けれど、家族の人数が変われば、必要な家事の量も変わります。
また、60代になると、若い頃と同じように頑張り続けるのが負担に感じられることもあります。
これからは家事だけに時間を使うのではなく、自分の時間も大切にしたいと思うようになりました。
そこで、「今までやっていたから」という理由だけで続けている家事を、一つずつ見直すことにしました。
毎日すべての部屋を掃除すること
以前は、掃除は毎日きちんとするものだと思っていました。
しかし、夫婦二人になると、使わない部屋やそれほど汚れない場所もあります。
今は、汚れが気になる場所を中心に掃除しています。
毎日すべての部屋を掃除しなくても、暮らしに困ることはありませんでした。
今日はリビング、別の日は寝室というように、少しずつ分けるだけでも十分です。
掃除の回数を減らすというより、必要な場所を必要なときに掃除するようになりました。
毎日の夕食に何品も作ること
以前は、夕食には何品かおかずを用意しなければと思っていました。
主菜に副菜、汁物など、食卓に品数がないと手を抜いたような気がしていたのです。
でも、夫婦二人の食事なら、毎日何品も作らなくても十分です。
主菜と簡単な副菜だけの日もあります。
疲れた日は、さらに簡単な食事にすることもあります。
品数よりも、無理なく続けられることのほうが大切だと思うようになりました。
作り置きをたくさん用意すること
家事を楽にするために、作り置きをたくさん用意していたこともあります。
けれど、作り置きをするためには、まとめて買い物をし、何品も作らなければなりません。
それだけで疲れてしまうこともありました。
夫婦二人では、作りすぎると食べ切れなかったり、同じ物が続いたりすることもあります。
今は無理にたくさん作らず、少し多めに作れたときだけ翌日に回すくらいにしています。
「作り置きをしなければ」と考えなくなったことで、料理への負担が減りました。
アイロンが必要な服を持つこと
アイロンがけは、出して、かけて、片づけるまでに意外と手間がかかります。
そこで、服を買うときは、できるだけアイロンが必要ない素材を選ぶようになりました。
すでに持っている服も見直し、手入れに手間がかかる服は少しずつ減らしました。
着るたびに家事が増える服より、洗って乾かしたらすぐに着られる服のほうが、今の私には合っています。
服を減らすだけでなく、お手入れの簡単な服を選ぶことも、家事を減らす方法の一つでした。
来客のために家を整えすぎること
以前は誰かが家に来るとなると、普段以上に念入りに掃除をしていました。
見られたくない物を隠したり、家中を整えたりして、来客前に疲れてしまうこともありました。
でも、お客様が見る場所は限られています。
今は、玄関やリビングなど、必要な場所を中心に整えるようにしています。
完璧な家に見せようとしなくても、気持ちよく迎えられれば十分です。
人からどう見られるかより、自分が無理をしないことを大切にするようになりました。
曜日を決めて大掃除すること
以前は、曜日を決めてまとめて掃除をしようとすることがありました。
でも、その日に疲れていたり、ほかの予定が入ったりすると、掃除が負担になります。
できなかったことで気持ちが重くなることもありました。
今は、気づいたときに小さく掃除するようにしています。
洗面所を使ったついでに拭く。
台所仕事のあとに気になる場所をきれいにする。
一度にまとめて頑張るより、短い時間で少しずつ済ませるほうが、私には合っていました。
調味料や食材をたくさん常備すること
以前は、切らして困らないように、調味料や食材を多めに買っていました。
しかし、持っていることを忘れて同じ物を買ったり、使い切れないまま期限を迎えたりすることもあります。
夫婦二人になってからは、食べる量も以前より少なくなりました。
今は、よく使う物を必要な分だけ持つようにしています。
在庫が少なければ、冷蔵庫や食品棚の中も見やすくなります。
何があるか把握しやすくなり、買い物も簡単になりました。
家族全員の物を自分で管理すること
家族と暮らしていると、つい家族の物まで自分で管理しようとしてしまいます。
どこに何があるかを把握し、片づけ、不要かどうかまで考えるのは大変です。
けれど、夫の物は夫の物ですし、独立した子どもの物も、本人に確認しなければ整理できません。
今は、まず自分の物を整えることを優先しています。
家族の物を勝手に処分することはせず、必要なときは本人に判断してもらいます。
何でも自分で抱え込まなくなったことで、気持ちが楽になりました。
朝食を何品も用意すること
朝食も、以前は何品か用意しなければと思っていました。
でも、朝から品数をそろえると、作る手間だけでなく洗い物も増えます。
夫婦二人の朝食なら、簡単でも十分です。
毎朝きちんとした献立にしようとせず、無理なく用意できるものを食べるようになりました。
朝食を簡単にすると、朝の時間に少し余裕が生まれます。
食事は大切ですが、品数が多ければよいというものではないと思うようになりました。
季節ごとの大がかりな衣替え
以前は季節が変わるたびに、服を出したり、しまったりする大がかりな衣替えをしていました。
衣替えは、服の量が多いほど大変です。
そこで、今の自分が実際に着ている服を見直し、着ていない服を少しずつ手放しました。
服が少なくなると、管理も簡単になります。
季節ごとにすべてを入れ替えなくても、よく着る服を取り出しやすい場所に移す程度で済むようになりました。
衣替えを楽にする一番の方法は、収納方法を工夫することより、持っている服の数を減らすことだったのです。
家事を減らして変わったこと
家事を減らしても、暮らしが乱れることはありませんでした。
むしろ、家事に追われる感覚が少なくなり、気持ちに余裕ができました。
疲れているときに無理をしなくてよくなり、自分の時間も取りやすくなりました。
夫婦二人の暮らしに必要な家事は、家族が多かった頃とは違います。
今の暮らしに合わせて家事を変えることは、手抜きではありません。
これからも無理なく暮らしていくための工夫だと思っています。
家事は完全にやめなくてもいい
家事を減らすというと、何かを完全にやめなければならないように感じるかもしれません。
でも、毎日していたことを週に数回にするだけでも、負担は減ります。
一度やめてみて、不便なら元に戻しても構いません。
大切なのは、今までの習慣をそのまま続けるのではなく、本当に必要か考えてみることです。
まずは、やめても困らなさそうな家事を一つだけ試してみる。
それだけでも、毎日の暮らしに少し余白が生まれると思います。
まとめ
60代になり、夫婦二人暮らしになったことで、家事のやり方を見直しました。
毎日すべての部屋を掃除すること。
食事を何品も用意すること。
たくさんの作り置きや、大がかりな衣替え。
以前は必要だと思っていたことも、やめたり回数を減らしたりしてみると、意外と困りませんでした。
家事を減らすことは、怠けることではありません。
今の家族構成や自分の体力に合わせて、暮らし方を整えることです。
60代からは、家事のためだけに頑張りすぎず、自分の時間や体も大切にしたいと思います。

