着物の整理は、普通の洋服を片づけるよりもずっと悩みました。
普段着る服なら、着ているか着ていないかで判断しやすいものです。
でも着物は、値段のことや思い出のことを考えると、簡単には手放せませんでした。
私自身は、最終的に晴れ着以外の着物はすべて処分しました。
晴れ着だけは、かなり前に姪っ子に譲りました。
今になって思うのは、捨てる前にもう少し別の方法も考えてみてもよかったのかもしれない、ということです。
この記事では、私が着物整理で悩んだことと、処分する前に考えたい方法について書いてみます。
着物を整理しようと思ったきっかけ
着物を整理しようと思ったのは、家の中の物を少しずつ減らしていた時期でした。
子どもが独立し、これからの暮らしを考える中で、押し入れや収納の中を見直すようになりました。
タンスの中に、高価なものではありませんが、長い間しまったままの着物があることが気になっていました。
昔は「いつか着るかもしれない」と思っていました。
独身時代には着付け教室にも通っていたのです。
でも実際には、子供が生まれてからは一度も着る機会はありませんでした。
着物は保管にも気をつかいます。
このまま持ち続けても、自分で着ることはないし、着物の柄も今の私には派手です。
子供に譲ることも考えましたが、着付けができないので不要だという返事でした。
着物を手放しにくかった理由
着物を手放しにくかった理由はいくつかあります。
まず、買ったときの値段を思い出してしまうことです。
洋服よりも高かったものもありますし、「簡単に捨てるのはもったいない」という気持ちがありました。
それから、思い出もあります。
着物そのものをよく着ていたわけではなくても、お正月に着たことなど、昔の暮らしを思い出すものでもあります。
また、着物は自分では価値がわかりにくいものです。
古いから価値がないのか、まだ誰かに使ってもらえるものなのか。
その判断がつかないことも、迷いにつながりました。
私は晴れ着以外を処分しました
悩んだ結果、私は着物3着をすべて処分しました。
その頃の私は、買取に出すことや査定してもらうことをあまり考えていませんでした。
「もう着ないから処分する」そう決めて手放しました。
晴れ着だけは昔、姪っ子に譲りました。
自分が持ち続けるよりも、使ってくれる人に渡せたことはよかったと思っています。
ただ、今振り返ると、すべて捨てる前に一度だけでも価値を見てもらう方法もあったのかもしれません。
高く売れるかどうかはわかりません。
でも、ただ捨てる以外の選択肢を知ってから決めてもよかったと思います。
処分する前に考えたい3つの方法
着物を整理するとき、いきなり捨てる以外にも方法があります。
私のように処分してから「ほかの方法もあったかも」と思うこともあるので、迷っている方は一度考えてみてもよいと思います。
1. 家族や親戚に譲る
まず考えたいのは、家族や親戚に譲る方法です。
私の場合、晴れ着は姪っ子に譲りました。
着てくれる人がいるなら、自分の手元に置いておくよりも気持ちが楽になることがあります。
ただし、無理に押しつけないことも大切だと思います。
相手にも好みや生活があります。
「いる?」と聞いて、必要なければ無理に渡さないほうが、お互い気持ちよく整理できます。
2. 思い出として一部だけ残す
すべてを残すのが大変でも、一部だけ残す方法もあります。
たとえば、特に思い入れのある着物だけ残す。
写真に撮ってから手放す。帯や小物だけ残す。
着物で洋服を作っている方もおられますよね。
費用はかかりますが、プロに依頼して仕立て直すのもいいかもしれません。
全部残すか、全部捨てるかで考えると苦しくなります。
「これだけは残したい」と思えるものを選ぶだけでも、気持ちは少し楽になります。
60代からの片づけは、無理に全部を減らすことではなく、自分が納得できる形に整えることだと思います。
3. 買取査定を利用する
もう一つの方法として、買取査定があります。
私は実際に着物買取サービスを使ったことはありません。
なので、体験談としておすすめすることはできません。
ただ、今振り返ると、捨てる前に一度だけでも価値を見てもらう選択肢はあったと思います。
着物は、自分では価値がわかりにくいものだからです。
古いから価値がないと思っていても、素材や状態によっては見てもらえることもあるかもしれません。
もちろん、必ず高く売れるわけではありません。期待しすぎないことも大切です。
それでも、処分する前に「見てもらってから決める」という方法を知っておくだけで、気持ちの整理がしやすくなる人もいると思います。
着物買取を考えるときに確認したいこと
もし着物買取を利用するなら、事前に確認しておきたいことがあります。
たとえば、
- 査定料は無料か
- 出張料やキャンセル料はかからないか
- 無理に売る必要はないか
- 査定だけでも大丈夫か
- 着物以外の小物も見てもらえるか
こうした点は、申し込む前に確認しておくと安心です。
また、口コミや運営会社も見ておくとよいと思います。
大切なのは、「高く売ること」だけを目的にしすぎないことです。
捨てる前に価値を知る。
納得して手放す。
そのための選択肢として考えるくらいが、ちょうどよいのではないでしょうか。
着物整理で感じたこと
着物整理をして感じたのは、物の整理は気持ちの整理でもあるということです。
もう着ないとわかっていても、すぐには手放せませんでした。
高かったから。
思い出があるから。
もったいないから。
いろいろな気持ちが出てきます。
でも、持っているだけで活かせていないものもあります。
ただ、処分する前に「譲る」「残す」「査定してもらう」など、いくつかの選択肢を考えてから決めると、より納得しやすいと思います。
これから着物を整理する人へ
これから着物を整理する方に伝えたいのは、急いで捨てなくてもよいということです。
まずは、どんな着物があるのか出してみる。
残したいものと、迷うものを分けてみる。
家族に必要か聞いてみる。
それだけでも前に進みます。
思い出が強いものは、無理に手放さなくてもよいと思います。
逆に、何年も着ていなくて、この先も着る予定がないものは、手放し方を考えてみてもよいかもしれません。
捨てる、譲る、残す、査定してもらう。
選択肢はいくつかあります。
自分が納得できる方法を選ぶことが、いちばん大切だと思います。
まとめ
着物の整理は、普通の片づけよりも悩みやすいものです。
私自身は、晴れ着以外の着物を処分し、晴れ着は姪っ子に譲りました。
それで収納はすっきりしましたが、今思えば、処分する前に買取査定という方法も考えてみてもよかったと感じています。
着物は、自分では価値がわかりにくいものです。
必ず売れる、必ず高くなるとは限りません。
でも、捨てる前に一度見てもらうことで、納得して手放せる場合もあると思います。
60代からの片づけは、これからの暮らしを軽くするためのものです。
着物も、無理に急がず、自分が納得できる形で整理していけたらいいですね。

