誰かの悪口や噂話が始まると、私はとても嫌な気持ちになります。
そんなこと言って、どうなるんだろう、と思ってしまうのです。言っている本人も、聞かされている私も、話題にされている人も、誰も幸せにならない。
時間だけが消費されて、何も残らない。むしろ、嫌な気持ちが残ります。
その場を離れることができれば、離れます。席を立ったり、用事を思い出したふりをしたり。
それが無理な場面では、なんとか話題を変えるようにしています。「そういえば、」と別の話に持っていく。
露骨に嫌な顔はしないように、相手を責めるようなこともしないように、気をつけています。ただ、そこに長く留まりたくない、というだけのことです。
逆に、悪口を言わない人といると、落ち着きます。
私が好きな人は、淡々としていて、マイペースな人です。他人のことをあまり話題にしない。そういう人と話していると、時間の流れがゆっくりになる気がします。
悪口や噂話を聞かされたあとは、気分転換をします。好きな音楽をかけて、しばらく聴いています。
頭の中に入り込んできた、他人の悪意や不満を、お気に入りの音楽で洗い流すような感覚です。
そのまま放っておくと、自分の気分まで引きずられてしまうので、意識的に切り替えるようにしています。
テレビのワイドショーを見ないのも、同じ理由です。
ワイドショーで人のことを論評している人と、日常で誰かの悪口を言う人は、私の中では同じカテゴリーに入っています。
人を褒めることより、人の欠点を見つけることに熱心。そういう姿勢が、共通しているように感じます。
人の悪口を言うことで盛り上がれる人たちを、否定したいわけではありません。そういうコミュニケーションが必要な時も、あるのだと思います。
私だって、悟りを開いてるわけじゃないので、嫌いな人もいます。
ただ、私はその輪に入れない、というだけです。輪の中にいると、息苦しくなります。
輪から離れて、ひとりで音楽を聴いているほうが、ずっと気持ちがいい。
誰かのことをあれこれ言う時間があるなら、自分の時間を、自分のために使いたい。
そういう人間です。
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